カレーの恩返し

おいしいのでオススメ。

プログラミング以外の趣味を探した話

年末なのでポエムを書いてみようと思った。

プログラミングという趣味は一般社会に対してウケが悪く、属性が異なる初対面の人との話題に超困ったので他の趣味を探してみたよ、という話。
「プログラミングが趣味で何が悪い、ウケを気にして趣味を探すことがそもそも間違っている」といった議論をする気はない、と一言添えておきます。

プログラマは趣味もプログラミングの人が多いと感じる。 プログラミングと言ってもコードを書くことだけがプログラミングではなくネット記事・雑誌を読む、知人との議論による情報収集もプログラミングに含まれると考えている。

このサービスを作るとしたらどんな技術選択をするか、最近よく聞く言語/ライブラリを触ってみてどう感じたか、サービスを作る上でどんなことを大事にしているのかといった議論をするのは最高に楽しい。

自分もプログラミング以外の趣味はなく、「あなたの趣味/好きなことは何ですか?」と誰に聞かれると「コードを書いてなにか物を作ることです!」と答えていた。

もちろん世界中の人が「プログラミング」という趣味を面白がってくれるわけではないということは理解していたが、通っていた高専という学校の属性上あまり気にすることはなかった。*1

 

プログラミングという趣味は一般社会においてウケが悪い *2と気付いたのは知り合いがやっている居酒屋で定期的に行われているパーティに参加したときだった。

パーティでの会話
初対面の人「休みの日とかって何してるの?」
ぼく「コード書いたり技術系の記事読んだりすることが大半な気がします」
初対面の人「へー!すごい、ずっと勉強してるんだ」
初対面の人「そういうのじゃなくてどこか行ったりとか普通に遊んだりとかってしないの?」
ぼく「プログラミング以外?うーん、あんまりないですね...」

書いていると趣味関係なく自分が単純にコミュ障なだけではという気がしてきた。

どうやら「プログラミングは勉強だから遊びの内に入らない」と考えている人たちがいるらしい。 大学へ編入するため広島から関東へ拠点を移し色々な人と会うようになると、そのように捉える人たちに会う回数は増えていった。

高校へ行き大学へ進学した人たちが当たり前のように持っている「初対面の人と共通の話題を探しつつ会話を膨らませる能力」に対する強い憧れを抱くようになった。

「エンジニア属性を持たない人との共通の話題がなくて話が盛り上がらない」

この現状に危機感を感じた自分はプログラミング以外の趣味を探すことにした。

読書

とはいえどうやって探せばいいのか分からなかったため、小説を読み登場人物の趣味を参考にするという方法を考案し実践した。 (元々本を読むのは苦ではなかったというのも大きいのかもしれない)

しかし読んでいるうちに目的を忘れ単純に読書を楽しんでしまっていた。 が、読書は現在も継続できているので結果オーライ

最近はpaperwhiteを購入したため読書が加速している。

ダーツ

前からダーツが少し気になっていたので少し真面目にやってみようとマイダーツを買い、家の近くにあるダーツができる漫画喫茶に定期的に行くようにしてみた。

  • 肘のxyz座標を変化させない
  • 投げる時の手の軌道と肘が同一面上にあるか
  • リリースのタイミング

この3つのパラメータを調整し最適解を探索する計算機になった気分でやっていた。
自身をチューニングする感覚が新鮮で楽しかった、

ただ、だんだんと同じことの繰り返しに感じるようになり足が遠のいていった。 ある日ダーツをしている間は耳と頭が暇なことを発見したのでダーツしながらTech系Podcastを聞いたところ、体験がとても良かったのでなんとかまだ継続できている。

1,2時間くらい投げてると1,2本HAT TRICKが出るくらいになった。

美術館

「美術館行ってみない?」と友達に誘われたのがきっかけで美術館に行くようになった。それまでは美術館は行っても面白くないと思っていたが、一度予習して美術館に臨むと面白いことに気付いた。

漠然と作品を見て綺麗・荒々しいといった感想を持つのではなく、 作者が何を感じながら生き死んだのかを追体験するためのマイルストーンとしての作品、そう考えながら見ていると面白いと感じるようになった。

おそらく鑑賞する対象が作品から作者へ移ったからだと思う、
1人で行くときは音声ガイドを必ず借りる

 


 

現段階では読書・ダーツ・美術館が定番になっている。見返すとインドア且つソロで楽しめる内容に偏っていることに気付いた。まあいいだろう、突然アウトドアの趣味を探しても継続できないことは目に見えている。

もちろん定着しなかった趣味も存在する。

 

ウケが悪くない趣味を見つけるという本来の目的を達成したかどうかを確かめるには「初対面の人と話す」という検証フェーズが行う必要があるが、それは自分にとって多大なエネルギーを必要とするため現時点では実行に移せていない。

消費エネルギーが少なく、それなりのサンプル数を得るための効率的な方法としてはマッチングアプリがいいのかなあと思案している。同性のサンプルは得られないので別の方法も考える必要がありそうだけど。

 

そんな感じで2018年お疲れさまでした。来年もよろしくお願いします。

*1:高専在学中は「4学科もあるんだしそれなりに多様性あるよね」と思っていたが、卒業してから偏りがあったことに気付いた

*2:この記事で"ウケが悪い"とはそのネタを元に会話を膨らませる難易度が高いことを指す